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伝統と革新ってまぜまぜできるか

  • Posted by: ひろこ
  • 2008 10月22日
  • web系

先日、家でお昼ごはんを食べていたのですが、何気なくテレビをつけたら、「ザ・ノンフィクション」と言う番組が始まるところでした。
番組自体、もう既に9月頃放送されていたものっぽいんだけど、秋田だからちょっと遅れてるのかな。

内容が「浅草で88年続いている定食屋さんに、大学で経営学を学び、経営コンサルタント会社に勤務していた長男が帰ってきた」と言う感じのものです。

こりゃ荒れそうだな、とキャベツと米を食いながら思ったわけですが、やはり荒れた。
最近、IT化だなんだーと盛り上がっていた自分だけに、いろいろ考えさせられました。

ああでこうで、って感じの分析なんてものは出来ないので、こんな番組だったよ、と言う事と、また自分なりに感じた事を、分けて書いてみます。

番組でとりあげられていた浅草の定食屋さん

どんなお店か

  • 創業88年の老舗の定食屋。
  • 料理は家庭料理。(マーボー豆腐、焼き魚、野菜炒め等)
  • 朝7時半開店。
  • 常連さん多い。

働いている人達

  • 社長はお父さんで、3代目。
  • 役員はお母さん、次男。
  • 他社員十数名。
  • 勤続20年越えの社員さんや、高校卒業したばかりの社員さんもいたり。
  • 格安で住める社員寮がある。
  • 社員同士の仲はとても良い。家族みたいな感じ。

状況

  • のれん分けしている店舗もある
  • でも最近ちょっとお客さんが減っている

こんなお店です。
そこへ、長男さんが帰ってきました。

帰ってきた長男さん

経歴

  • 大学で経営学を学んだ
  • 経営コンサルト会社に4年間勤務

ここまで書いて思ったんだけど、経営コンサルタントって企業に経営についてアドバイスするって捉え方で良いのだろうか。
と、ちょっと不安になったのでwiki見てきたけど、多分おkっぽい。
以下、wikiより引用。

コンサルティング (consulting) とは、業務または業種に関する専門知識を持って、主に企業(まれに行政など公共機関)に対して外部から客観的に現状業務を観察して現象を認識、問題点を指摘し、原因を分析し、対策案を示して企業の発展を助ける業務を行うことである。

彼はどうしたいか

  • 年商一億円を目指したい
  • 経営を自分に任せて欲しい
  • お店を立て直したい

社長のやり方、長男さんのやり方

長男さんは、いろいろ会社の内部を変えていこうとしたようです。
テレビで見た範囲なので数は少ないですが、もっといろいろやっていたのではないかなあ。

今まで

昇進
お父さん(社長)が、例えば厨房の社員さんならば手際や技術など目で見て良しとすれば昇進
一年に一度の社員面談
お母さん(役員)が社員一人ひとりと面談し、「何か困っている事はないか」「要望はないか」を聞く
会議
お父さん(社長)が雑談を交え、一時間程お話をする

長男さんが帰ってきてから

昇進
昇進テストを行い、合否は社員全員で判断する事にした。(システム化)
一年に一度の社員面談
社員一人ひとりの服装、態度などの評価を表にして面談で見せ指導。
会議
社員の接客作法等(どこにでもあるマニュアル的なもの)の勉強会。

長男さんはものすごく張り切っていて、休日も休みもしないでお店の事務所でパソコンに向かいます。
(いろんな数字とグラフと表でお店を分析してたり)
ちょう不休。
それが半年続いた。

「オレってばすげーんだってばよ!」な自己顕示欲だけでは、ちょっと出来ないかなあ・・・。
「おまい・・・本気だな・・・」と思わせる気迫みたいなものがあった。

でも、「えっ、いいのそれ」と思った事が一つ。
長男さんは会社のやり方を変える時、お父さんに相談しなかったんです。

で、やっぱりぶつかる

当たり前だけど、やっぱりぶつかった。
半年間、不休で作り上げてきたお店の再生計画をお父さんに見せた時、ドカーンとぶつかった。

横で見ているお母さんと次男さんが口を出せないほどの激しいぶつかり方で、テレビ見てるこっちも食べてたキャベツを口からこぼした。

それまでお父さんは、長男さんのする事に対しては、
「ものすごい変な方向に行かない限りは、黙っているつもりだ」
と言うスタンスでした。

でも、お父さん(社長)には、今までお店を切り盛りしてきた実績があるし、誇りもある。
もちろん、長男さんにも同じく自分がやってきたことに誇りや自信もあると思う。

結局、話合いはずっと平行線でまとまる事はありませんでした。
これが、去年の年末、大晦日の話です。

長くなったので分けて投稿するorz

番組を見始めた時は、長男さんがやろうとしてる事って今言われてるIT化か?
と思ってたんだけど、ちょっと違うかも。
彼は今まで得てきた専門的な知識でもって、お店をコンサルトしようとしていた。

お父さんの経営のやり方が1代目の社長さんから受け継いできた「伝統的」なやり方だとしたら、長男さんがやろうとしているのは、(お父さんにとって)「革新的」なやり方だと自分は解釈してます。

「新しい知識を巡っての企業のお話」という観点からすれば、彼等の間に起こった様々な問題は、まだIT化していない企業と、IT化を勧める人の間でも起こり得る問題ではないだろうか、と思ったので、とても興味深かったです。

あ、でも思うんだけど、起こり得ると言っても、お父さんと長男さんのぶつかり方の激しさは、家族だから、ってのもあると思う。
家族だからこそ関係は断ち切れないし、お互いそこに居続けなくてはならなかったからこそのものすごい衝突だと思う。
これが他人だったら、衝突はあれど、あまり深刻になる前にバイバイベイビーだと思う。

次の投稿から、社長であるお父さんの主張と、長男さんの主張などをまとめてみようとおもいます。

Comments:8

2008 10月22日

こんにちは。

はじめ、今日の記事は何だ? と思ってつづけて読んでたら面白かったですよ。
IT化や合理化を望むにしろ、望まないにしろ、自分が、これはまずいんじゃないか? という項目があったので、ひとつ。


昇進のところです。

今までの昇進は、おやじさんが一人で決めていたもので、この場合、悪いいい方をすると、やっぱり性格的に合うとか、おやじさんが気に入っている人が昇進しやすいという面もあるかと思います。
この場合、そういう私情を挟まず、技術、手際だけを見て、おやじさんが判断できるならば、OK。

この件について、長男さんの案はビミョーですな。

この場合の昇進テストは、手際、技術の実技試験とみていいかと。
合否は社員全員で、というとこが自分的にネック。

家族みたいに仲が良くても、やはり他人は他人。喧嘩もするだろうし。
昇進に関しては、一時の感情で足をひっぱってやろうとする人もいるだろうし、写真同士で党を組まれたら、その人の昇進はあやうい。
投票、匿名制にすれば、それはもっと顕著に。
昇進を社員同士の話し合いで決めるのなら、やっぱり人は昇進したいだろうから、昇進を遮った人に(その人の意見が正しくあろうとも)何らかの恨みを覚えるはず。

どうでしょうね?
見た途端に疑問がわいたのは、そこでした。

ひろこ Author Profile Page 2008 10月22日

類さん、こんばんは!
ウホッ、おもしろかったって言ってくださってありがとうございます(゚∀゚)
すごく嬉しかったです(;´∀`)

で、昇進のやり方!
自分も長男さんのやり方について、「これはトラブルになるんじゃ・・・」と思っていました。
理由は、類さんの仰るとおりです。
ハードの部分をいくら整えても、やはりソフトの部分だって知らん振りは出来ないですよね。

そして、お父さんのやり方についても、類さんが仰る様に、評価する立場の人が私情を挟んでしまう場合、明らかに不公平感が生まれたりするでしょうね。
これは見逃してしまっていました(;´Д`)ガーン

きっと長男さんもそれを防ぐ為、またはもう一つの理由(後の投稿で触れたいと思います)で、
あの様なやり方にしたのかもしれません。
でも、やっぱりシステムどうこうよりも「人」ですから。
類さんが危惧する問題も、普通に起こりそうです。

お父さんのやり方にも、長男さんのやり方にも、どちらも突っ込むところはあったわけですね。
話し合えば、もっといい方法があったんじゃないか、と思えてなりません。


kumacrow 2008 10月23日

コンサルタントひろこさん、こんにちは。

こういうドキュメント番組って、おもしろいよね。
まとめ、お疲れさまです。(・∀・)/


この手の話を聞くたびに思うのは、
企業を自分の好きなようにしたければ、長男が自分で起業したらえぇのに。

長男がやろうとしている方向性からして、
まずターゲットとする客層、市場が違うじゃないの。話がまとまるわけがない。

どうにも、長男だから、息子だからという環境に甘えすぎだと思うよ。

それに、ずっと働いてきた次男の立場だってないじゃんか。
ひょいと帰ってきて、「長男の俺さまが跡を継ぐぜ」とかさ、ありえんよ。


父も甘やかしすぎ。「下積みからやれ」って言わないとな。
そんなん、もめるに決まってらぁ。

長男の立場を明確にできるのは、父だけなのだから、
事前にはっきりさせておかないと、そりゃ暴走するよ。


再生計画もぱっとしないなぁ。
大学で、会社で、何を勉強してきたのか?と言われちゃうよ。

売上が伸び悩んでいる状況で、
まず手を付ける箇所が、昇進・面談・会議って・・・あーた。

んーもしかすると、当初、財務諸表を見て、
経費の見直しをすれば「チョロイぜ」とか高を括っていたのかも。

案外ちゃんとしていて、特におもしろいプランも思い浮かばず、
出来ることがなくて、スットコドッコイな方向に話が進んだとか。


でも、他人事だから、冷静に見られるのよね。
我がことだったら、同じようなことしているのかもしれない。

なぜか、こういうときって自分のプライドばかりが気になって、
相手のことを考えられなくなってしまうんだよなぁ。(´Д`;)

ひろこ Author Profile Page 2008 10月23日

kumacrowさん、こんばんは!
普段全然テレビ見ないんだけど、これは見てしまいました。

長男さんの方向性や、目指している市場は、確かに実家のお店と何から何まで違うよね。
彼が今までコンサルタント会社で相手にしてきた企業を「モデル」にして、
それに沿って実家でも同じ事をと思ったのかもしれない。
kumacrowさんが仰るとおりの暴走した理由っていうのも加わってると思います。

お父さんは、長男さんが帰ってきてくれたのがきっと嬉しかったんだよねー。
自信をつけさせてあげたかったのかもしれない。
でも、ちょっと彼のやり方が新しすぎて衝突という形になってしまいました。


でさー、

>こういうときって自分のプライドばかりが気になって、

これがまさにこういう問題が起こる肝みたいなものだと自分は思うんだよ。
難しい専門知識の壁ばかりじゃない、もっと身近で基本的な事なんだと思う。


しげる 2008 10月24日

ひろこさん、お久しぶりです。

解説お疲れ様でした。なんだかすごく見たくなりました。

以前の会社で経営コンサルタントの方のサイトを作っていたのですが、
やっぱり「オーラ」みたいなものが一番大切な気がしますね。ある意味はったり的な。
経営コンサルタントの仕事は「いいプラン」を練る力だけでなく、
「社員を納得させる」でも説得力も必要なんだと思います。
ちなみにその人はヤクザの組長みたいでした(笑)

後編楽しみにしています!!

しげる

ひろこ Author Profile Page 2008 10月25日

しげるさんこんにちは!お久しぶりです(゚∀゚)
猫様お元気ですかー!

ほうほうほう!
経営コンサルタント会社さんのサイト!
やっぱりその大切な「オーラ」みたいなもの、打ち合わせの段階でも
感じましたか?

ですねー。いくら良いプランを考えても、
「こうすればうまくいく・・・かも・・・」みたいな説明だと不安になりますよね。
説得力も必要だし、この人にならついていきたいなあ!と思わせるもの、
それをひっくるめてのオーラなのかもしれないなとしげるさんのコメントをみて思いました。

しかし893ぽいとかwwwしかもボスww

ありがとうございます。後半、ゴッドファーザーの鼻歌歌ってがんばります!

hirotto 2008 10月28日

こんちはです。

ほー、こんなのあったんだぁ。
僕は最近見たいと思うものを何故か大体スルーしてしまってます。
でもドキュメントってやっぱいいよね。

にしても読んでるとおもしろいねこれ。
まぁ衝突から生まれることもたくさんあると思うのでこれもいいかな。
こうやって激しくぶつかるのもある意味羨ましいような。

続き待ってます。

ひろこ Author Profile Page 2008 10月29日

ひろっとさんこんにちは!
自分は「見てぇ!」と思うものがあまり見つけられないよorz
今回ものすごい偶然にこの番組やってたんで、ラッキーでした。

ですよね、まずはぶつかるっていうのもいいですね。
相手の腹の中の事を知りたいって思うのは、お互い同じだと思います。
ぶつかるとそれがわかるしね。

ぶつかる時、「相手を言い負かしてやるぜ!」という気持ちでぶつかると、
話し合いが決裂した時、関係も終わってしまう気がするなあ。
「お前の話を聞こうじゃないか!さあさあさあ!」という気持ちでぶつかると、
その後もありそうですね。

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